「反復はスキルの母である」という言葉があります。
「習慣は第二の天性である」という言葉もあります。


最初は、注意深く慎重にやっていたようなことも、
繰り返しているうちに、それが高い技術になり、高いスキルになる。


また、習慣としてそれを繰り返していると、
やがて、まるでそもそもそれが上手だったかのような天性の一部になる。


だから「反復が大事だよ」


ということです。


ひとは、高いスキルや、自然と高いパフォーマンスを行うひとをみると、
「あの人はセンスがいい」と言ったり、
「あの人は生まれつき得意だ」と決めつけてしまったりします。


あの人はセールスのセンスがある。
あの人はファッションのセンスがある。
あの人は株を選ぶセンスがある。
etc.


こうしたことは、日常的に言われていますし、
言葉にはだしていなくても、無意識のうちにそう思っている人たちもたくさんいるでしょう。

ある研究では、
ひとの成功の要因を「センス」だと思うと、自分のやる気が下がるという結果も出ています。


実際に、センスが良いと言われている人たちは、
ある行為が「まるで生まれつきそうなのだろう」と思われるほど、その人にぴったり合っています。


そして、そうなるためには、習慣になるほど日常で反復されているからです。
つまるところ、センスとは日常的な反復から生まれるのです。


世界No.1コーチ アンソニー・ロビンズは、
「成功の秘訣は、大量行動(Massive Action)」と言います。


「センス」や「能力」の高いひとをみたら、
それを「量」に置き換えて表現してみましょう。

たとえば、
「あの人は歌が上手」
→「あの人はカラオケに2000回いっただけ」

「あの人は英語が上手」
→「あの人は英語を300時間話しただけ」

「あの人は営業が上手」
→「あの人は営業に1000回行っただけ」

「あの人は経営のセンスがある」
→「あの人は1年で100箇所のうまくいっている会社をみただけ」


ほら、なんだか自分の取り組む量を増やしたくなってきませんか?


料理でも、文章でも、経営でも、スポーツでも、
「量が質へ変わる」と言われています。


ある程度の量を経ないと、質の良さにならない、
ということですが、逆に言えば、
あらゆる良い質のものは、量へ変換できるということでしょう。


だから、成功を量へ戻す、ということを思考でクセづけると、
比較によるストレスも大きく減りますし、
自分が取り組むことも明らかになります。


また別の研究では、
成功したアーティストと、プロになれなかったアーティストに
「アーティストとして成功するために必要なものは?」と質問をしたところ、


プロになれなかったアーティストの方が回答に
「センス」のような曖昧な表現のものが多かったそうです。


一方、プロとして活躍しているアーティストは、
成功するために必要なものを、細かい具体的なスキルとして列挙していました。


カギは、細かいスキルなのですが、
一度ひとの成功を「センスが良いからだ」と思うと、そこに気づかなくなります。


だから、この思い込みを変えることで、可能性の扉が開きます。


あなたが尊敬する人や活躍する会社をみたときに、
それをセンスのせいにするのではなく、量に還元してみましょう。


また、具体的にどんなスキルの結果なのかを、
細かくリストアップしてみてください。


あとはあなたがそれを身につけるために、
エネルギーを投入するかどうか、という選択の問題ですから。


少しでもヒントになったら幸いです。



池田貴将氏メルマガより